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PSQ-WCDMA網U-Plane専用モニタ・アナライザ

PSQ（Packet Service QoE Analyzer）は3Gネットワーク（W-CDMA、GPRS、TD-SCDMA、cdma2000全て）におけるU-Plane・ユーザーデータに特化したモニタ・アナライザです。一般的なPC上で動作し、障害の迅速な発見・分析を行い、御社の加入者の方のQoE（Quality of Expereince）を向上させる最適かつ、（ソフトベースの為）、廉価なソリューションです。

 

PSQシステム構成

 

PSQ主要機能

−Windowsクライアント・サーバアプリケーション
−リアルタイムフルカスタマーセッショントレース
−CDR/SDR（Attach、PDP、HTTP、WAP、MMS、Emailその他）
−訪問したウェブページ全てのサービス使用記録
−IMSI、MSISDN、URL、IMEI及びエラーコードなどによる強力な検索・フィルター
−簡単なドリルダウン機能による迅速なトラブルシューティング
−全主要PSシグナリング及びアプリケーションプロトコルのフルプロトコルデコード
−グラフィックのマルチインタフェースセッションシーケンス図
−内蔵のKPIトレポートの巨大なリスト（IP/TCP/UDP〜WSP/HTTPなど）
−Attach/PDPシグナリング及びアプリケーションのサクセス率統計
−LAC／セルIDベースの統計
−WAP／HTTPサイトベースのトラフィック統計
−端末タイプ及びAPNベースの統計
−ネットワークアクセス及びアプリケーション遅延統計
−プロトコルごとのエラー統計
−複数のインタフェース（Uu、Iu/Gb、Gn/Gp、Gi/Gw）上のエンドツーエンド遅延、 ジッター、パケットロス、Retransmission Analysis。
−VIP顧客の為に、800までのIMSI（或いはMSISDN）でのフィルターが可能。

 

 

詳細なCDR／SDR生成

PSQはGn/Gi/Gw上のユーザー関連活動をトレースし、記録します。
例としては、
−PDP Activation
−WAPとHTTP接続
−WAPとHTTPの各ページ訪問記録
−MMS送受信記録
−FTP、Email及び他のサービスプロセス
−ユーザー活動それぞれのURL、アップロード・ダウンロードバイト、パケットロス、及びRetransmission

PSQは通常、最大1ヶ月間までのCDR／SDR（Web Pageなどの詳細レベルまで）をデータベースに蓄積します。ネットワークエンジニアの方は、PSQのセッショントレーステーブル上で、全ての詳細記録を検索、閲覧することが可能です。

 

セッショントレーステーブル

顧客サービス品質分析及び苦情処理

データベース内に蓄積された詳細サービスデータ記録により、PSQは完全な顧客行動に関する紹介情報を提供いたします。顧客の苦情が発生した場合、関連する顧客サービス使用記録をデータベースから迅速に引き出すことが可能です。PSQは、Gn/Gi/Gw及びゲートウェイから自動的に関連する情報を引き出し、顧客の行動をエンドツーエンドでチェックするための簡単な方法を提供します。PSQのGb及びGn/Giインタフェースの関連データ分析は、ネットワークのボトルネックを認識し、ネットワーク機器の障害を切り分けることを可能にします。また、詳細な顧客サービス使用記録により、課金に関する苦情の問題の迅速な検証にも力を発揮します。

PSQは、端末（TE）のモデル毎の共通のユーザー設定エラーを検知することにも使用できます。そして携帯事業者の顧客管理システムに情報を提供し、関連する加入者にSMS或いはMMSにて、正しい設定の指示を送信することが可能です。

 

端末ごとのPS QoS分析

セッショントレースの高度な検索

Gb、Gn及びGi/Gwインタフェースにまたがるセッションシーケンスダイアグラム

セッショントレースプロトコルデコード画面

 

グラフ統計及びKPI

データベースのCDR/SDRに基づき、IP/TCP/UDPからWSP/HTTPレイヤーまでのパフォーマンス分析の為に、PSQは内蔵の巨大なKPIリストと分析を提供いたします。例としては以下の情報になります。
−スループット、retransmission及びパケットロスなどのTCP、UDP及びIPセッション のパフォーマンス統計情報
−WTPパフォーマンス統計（PDP Activate、Context Retrieve等）
−WAP及びHTTPサイトに基づくトラフィック統計
−端末タイプによる統計
−APN統計
−ネットワークアクセス及びアプリケーション遅延統計

☆Attach Delay
☆PDP Delay
☆HTTP Get/Post Delay
☆MMS HTTP MO/MT Delay
☆MMS WAP MO/MT Delay
☆WAP Connect/Connect Ack Delay
☆WAP Get / Post Delay
−異なったアプリケーションプロトコルのエラー統計

 

PSQ KPI画面

PSサービス分布統計

セルベースKPI

セルIDとKPIの関連付けは、ロケーションベースのPSトラブル処理と、最適化及びユーザ行動分析の為に非常に重要なポイントになります。以下の図は、PDP活動のTopNセル統計です。

 

TopNセル統計

殆どのPSモニターツールでは、LAC及びセルID情報は、Gb/Iu-PSインタフェースから抽出することが可能です。しかしながら、ネットワーク全体の全てのGb/Iu-PS E1/ATMリンクをモニターするのは大変困難で、かつ大変高価なものになります。PSQは、Gnトラフィックだけをモニターすることで、セルベースの分析を可能にする大変コストの安いソリューションを可能にしました。この特許申請中の技術により、PSQは、異なったNEMのGGSN/SGSNからSCDR（セルIDとMSISDNのマッピングとともに）と、Gn CDR/SCR（MSISDN及び他の全てのアプリケーションメトリックスを含む）を関連づけることを可能にしました。

 

 

エンドツーエンドPS QoS分析

PSQ E2Eアナライザは、Uu、Iub、IuPS、Gn及びGiインタフェースで取得したPSデータの総合的なQoS分析を提供できます。Uuデータは、特定のドライブテストログファイル或いは、モバイルPC上で稼働するWiresharkにより取得されたpcapファイルをインポートすることが出来ます。正確なエンドツーエンドの遅延分析のためには、GPSにより複数のインタフェースのタイムスタンプを同期する必要があります。

 

 

 

 

 

PSQ E2Eアナライザーは、複数のインターフェース間を通過する同じパケットを自動的に関連づけし、包括的な関連付け及び分析機能を提供します。それは、パケット毎のデコード比較、複数インタフェースのセッションシーケンスダイアグラム、マルチセグメント遅延、パケットロス、retransmission及びスループット等です。以下の図は、UuとIub間、そしてIubとIu-PS間の遅延統計の例です。